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カレイの魅力
カレイの魅力は何でしょうか。
カレイの魅力は、調理方法が簡単で、脂身が多いわりにサッパリとした味わいで食べやすい事です。
まず、カレイ料理と言えば、カレイの煮付けが有名ですが、作り方は調味料を沸騰させて、カレイを加えて煮るだけですから、見た目以上に調理方法もシンプルだと言えるでしょう。
そして、秋から春に獲れるカレイには脂も乗っており、煮物にした時にいいダシが取れるのですが、白身魚であるカレイの味はさっぱりしていて食べやすいのが大きな魅力です。
もちろん、細かい骨もあるため、小さなお子様にあげる時には注意が必要ですが、好き嫌いが別れにくいのも、カレイのポイントだと言えるでしょう。
カレイの栄養と効能
カレイには、どんな栄養分が含まれているのでしょうか。
カレイには、豊富なタンパク質、ビタミンB群が含まれており、筋肉を強くするだけでなく、疲労回復やイライラ解消、美肌、視力アップに効果があると言われています。
そして、カレイに含まれる脂には、血中コレステロールの上昇を抑えるアミノ酸も含まれているため、動脈硬化から起こる心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中などの予防にも効果があるそうです。
ちなみに、カレイは煮付けだけでなく、唐揚げや昆布じめ、新鮮な物ならお刺身としても食べられる魚で、味もさっぱりとしているので、お子様からお年寄りまで食べやすい食材だと言われています。
カレイのカロリー
カレイには、どのくらいのカロリーが含まれているのでしょうか。
カレイの定番料理であるカレイの煮付けのカロリーは、100gあたり103カロリーほどです。
中くらいのサイズのカレイの場合、可食部分は308gで、カロリーも317カロリーほどと比較的高いと言えるでしょう。
カレイは、脂が乗っている魚なので、カロリーは高めですが、カレイに含まれる脂身は、コレステロールなどを下げる効果のある良い脂身なので、たくさん食べても、太る心配は必要ないようです。
ちなみに、カレイには、豊富なタンパク質が含まれているので、秋口から冬場までの寒い季節に力をつけられるパワー食材だと言えるでしょう。
おいしいカレイの見分け方
カレイは、どこでおいしさを見分けたら良いのでしょうか。
カレイは、傷みやすい魚なので、鮮度が高いものを選ぶ事が重要です。
鮮度の高いカレイはお腹の部分が白~ピンク色で肉厚、身が締まっていると言われています。
逆に、鮮度が落ちると全体がダラッとしていて、水分が出てくる事が多いので、注意しましょう。
そして、冷凍品になると風味が下がってしまうので、出来るだけ冷凍していないものを選ぶのも大切です。
ちなみに、カレイの肌の表面には、適度なヌメリがある方が良いと言われているので、見た目の色がツヤツヤとしているカレイはおいしいそうです。
カレイの価格の目安
カレイの価格は、どのくらいが目安になるのでしょうか。
カレイの価格は、100gあたり350円~500円ほどが目安になるそうです。
ただ、この価格も、カレイの大きさによって異なり、大きくて脂肪の乗ったカレイになると、値段も100gあたり500円~になる事が多いと言われています。
また、輸入品のカレイの場合には、値段も2割ほど安くなる傾向がありますが、国内産のカレイに比べると冷凍品がほとんどで、脂身が少ない事が多く、少し味の面で劣るようです。
ちなみに、カレイは新鮮な物だとお刺身にも出来るのですが、市場には多く出回っていない分、価格はやや高めになると言えるでしょう。
カレイの有名産地
カレイの産地と言えば、どこが有名なのでしょうか。
国内産のカレイの産地と言えば、北海道が有名です。
北海道のカレイは身が厚く、脂が乗っているのが特徴で、国内産カレイのほとんどが北海道産の物だと言えるでしょう。
また、カレイは東北~九州にかけても収穫される魚で、漁獲量は少ないながら、全国各地で馴染みのある魚だと言われています。
さらに、輸入品のカレイは中国産や台湾産が多いのですが、脂身が少なく、国内産の物に比べると味の面で劣ると言えるでしょう。
ちなみに、カレイを選ぶ時には、冷凍されていない生のカレイを選ぶ事も重要です。
カレイの種類
カレイには、どんな種類があるのでしょうか?
カレイは魚の中でも種類が多く、日本近海だけでも、石ガレイ、マコガレイ、メイタガレイ、ハバガレイなど40種類以上いると言われています。
国内産カレイのほとんどは、北海道や東北産のもので、中国や台湾からの輸入品も多いそうです。
北海道や東北のものに比べると、量は少ないのですが、カレイ自体は全国各地で獲れ、地方によって、カレイの呼び名も異なると言われています。
ちなみに、カレイは、ヒラメとも良く似ているため、目の向きが右の物はカレイ、左の物はヒラメというように、見分けるコツがあるそうです。
カレイの保存方法
カレイをおいしく保存するにはどうしたら良いのでしょうか。
「新鮮なカレイが手に入ったけれど、すぐには食べきれない」という場合には、頭と内蔵、ウロコを取ってから、水分を拭き取り、ジップロックなどの真空パックで冷凍保存します。
本来なら、釣ってきたそのままの状態で冷凍保存する方が、風味が落ちないのですが、市販されているカレイは、すでに表面のヌメリや内蔵が取られていますし、すでに5枚おろしにされている事がほとんどだと言えるでしょう。
また、冷蔵保存の場合には、購入から2日ほどが限界で、これ以上をすぎると、水気や臭いが出てくるので、出来るだけ早く調理するのが良いそうです。
カレイの食べ方
カレイ料理と言えば、カレイの煮付けが有名ですが、その他にも、カレイのおいしさを引き立てる料理はいくつかあります。
例えば、カレイのムニエル、唐揚げ、あんかけなど、フライにする方法もありますし、あんかけの場合には、和風、中華風、甘辛風、カレーなど、あんの味付けを変えるだけでレパートリーを増やす事も出来ます。
カレイ自体は、あっさりとした味をしているので、どんなソースにも合いやすいのが大きな魅力です。
ちなみに、カレイ自体は傷みやすい魚なので、購入後は色々な料理に応用して、出来るだけ早く調理して食べきった方がいいでしょう。
カレイの簡単な定番レシピ
カレイの定番レシピと言えば、「カレイの煮付け」です。
カレイの煮付けの材料は、3人前でカレイ3切れ、水150cc、醤油大3、砂糖大2、酒大2、みりん大2、生姜の薄切り5枚です。
まずは、鍋に水と生姜以外の調味料を入れて、沸騰させます。
全体が沸騰したら、カレイと生姜の薄切りを加えて中火にし、落としぶたをします。
カレイの大きさに合わせて15分から20分ほどじっくりと煮込み、味がしみ込んだら出来上がりです。
カレイの煮付けというと、難しいと思っている人も多いのですが、実際には、ほとんど手間をかけないで初めての人にもできる簡単料理なのです。
カレイの釣り方
カレイ釣りをする時には、2本バリ仕掛けを使うのが良いようです。
秋口から春にかけて獲られている魚で、量は少ないものの、全国各地で釣れる魚なので、地元の釣り人に聞いてみたら意外な場所で釣れると言う事もあるそうです。
カレイ釣りのポイントは、仕掛けにエサをたくさんつけて、5分おきに5メートルほどリールを巻いて動きをつける事です。
ちなみに、カレイが釣れる時期はとても寒いので、防寒対策なども重要だと言われています。
カレイの釣り竿を設置しておいて、リールを動かす以外の時間は、横付けにした車で待機するのが釣り人の賢い知識だと言えるでしょう。