しじみ

しじみの魅力

しじみは、強い磯の香りと優れた栄養素が大きな魅力です。

まず、しじみは、貝類の中でも、特に磯の香りが強いため、好き嫌いが分かれるのですが、味にはコクがあります。

また、身が小さいため、食べる時の手間の割に、食べられる量が少ないのは難点ですが、貝類の中でも強いうま味を持っているのが魅力だと言えるでしょう。

さらに、しじみには豊富なミネラルとアミノ酸が含まれており、特にメチオニンというアミノ酸は、肝臓の機能を正常に保つ効果があると言われています。

肝臓が弱っている方や、お酒を飲む時には、しじみのお味噌汁を一杯飲むだけでも体の負担は減ると言えるでしょう。

しじみの栄養と効能

しじみには、どんな栄養分が含まれているのでしょうか。

しじみには、豊富なミネラル、ビタミン群、アミノ酸、鉄分などが含まれており、その中でも、ビタミンB12は、貧血予防や神経障害の予防に効果があると言われています。

そして、しじみに含まれているアミノ酸には、肝臓の働きを正常化する効果があるため、暴飲暴食が続いた後に、しじみのお味噌汁を飲むと体への負担が減るそうです。

また、鉄分は、エネルギー代謝を活発にして、だるさやめまいなどを予防してくれると言われています。
鉄分は、体に吸収されにくい栄養分なので、日常的にしじみを食べるのがオススメです。

しじみのカロリー

しじみには、どのくらいのカロリーが含まれているのでしょうか。

しじみには、100gあたり51カロリーが含まれていますが、これは殻付きの状態のカロリーで、殻を取った過食部分のみの場合は7カロリーほどになるようです。

また、しじみといえば、お味噌汁の具材にするのが定番ですが、しじみのお味噌汁のカロリーは、お椀1杯あたり26カロリーと低いようです。

ただ、しじみには、豊富なビタミンBや鉄、亜鉛なども含まれているので、少量食べるだけでも、貧血予防や、骨の強化など、様々な効能が期待できる体に良い食材だと言われています。

おいしいしじみの見分け方

しじみは、どこでおいしさを見分けたらいいのでしょうか。

おいしいしじみを見分けるポイントは3つあります。

1つ目のポイントは貝の色で、全体が真っ黒のしじみよりも、少し茶色がかった貝の方が臭みは少ないと言われています。
また、貝に白い模様が入っているしじみはカルシウムが溶けているため、おいしさの面でも劣ると言えるでしょう。

2つ目は産地で、島根県の宍道湖や北海道の網走湖などのしじみは香りが強く、おいしいと評判です。

3つ目は、貝が生きているしじみを選ぶ事です。
貝が開いているしじみは、すでに死んでしまっているため、バクテリアも多いので、パックに入っているものの場合には、貝の動きがあるか観察してから購入するのが良いでしょう。

しじみの価格の目安

しじみの価格は、どのくらいが目安になるのでしょうか。

しじみの価格は、100gあたり350円~700円ほどです。
国内産か輸入品かによっても価格は異なりますが、島根県宍道湖のしじみは漁獲量が多い分、比較的安く購入できるそうです。

また、輸入品のしじみは価格が安いのですが、冷凍されている事が多いので、鮮度、香りを重視するなら、国内産のものがオススメです。

ただ、しじみは身が小さい割に貝が重たいので、グラムで購入しても、実際に食べられる量は非常に少なく、他の貝類に比べて、割高な印象を受ける人も多いと言えるでしょう。

しじみの有名産地

しじみの産地と言えば、どこが有名なのでしょうか。

国内のしじみの産地と言えば、青森県十三湖や島根県の宍道湖が有名で、それぞれの湖の名前が、しじみのブランド名になっているそうです。

また、セタシジミという種類のシジミは、琵琶湖のみで漁獲できるものなので、漁獲量は、青森県や島根県に比べると少ないですが、食用に漁獲されています。

ただ、しじみは、中国や台湾などからも輸入されており、国内産よりも価格が安い事が多いと言えるでしょう。

もちろん、夏の潮干狩りでは、シジミをとった事がない人でも、十分な量を獲る事が出来るので、一度チャレンジしてみるのもオススメです。

しじみの種類

日本国内で獲れるしじみには、3種類あります。

まず、潮干狩りなどで採取できるのがヤマトシジミで、河口付近や干潟などに生息しています。
ヤマトシジミの殻の表面は、茶褐色~黒で光沢があり、特に、青森県の十三湖や北海道の天塩町が有名です。

そして、2つ目の種類は、マシジミといって、淡水域に生息しており、殻の色は黄褐色~緑、黒と成長過程によって変わって行くのが特徴です。

3つ目の種類は、セタシジミといって、琵琶湖にしか生息していない固有種で、殻が白っぽい紫色をしています。
また、セタシジミも食用として漁獲されていますが、最近では漁獲量が減っているそうです。

しじみの保存方法

しじみの風味や栄養価を下げないように保存するには、3つのポイントを抑える必要があります。

1つ目のポイントは、塩抜きをする時に、貝が重ならないようにパレットに並べて、塩水は1%ほど、量も貝の頭が少し出る程度に整え、3時間ほどおきます。
この時に水を入れ過ぎたり、貝同士が重なると、しじみが窒息してしまうので、注意が必要です。

2つ目のポイントは、塩抜き後、淡水で貝同士をこすりあわせて、よく洗う事で、バクテリアなどもしっかりこすり落とすのが重要です。

3つ目のポイントは、ジップロックなど真空出来る袋に入れて、空気を抜いてから、冷凍庫で保存する事です。
この方法なら、最長で2ヶ月ほど風味も長持ちすると言われています。

しじみの食べ方

しじみを食べる時には、しっかりと砂抜きをする事が大切です。

砂抜きは、1リットルの水に対して、10gの塩をバットに加えて殻同士が重ならないように平らに並べます。

この時に真水で砂抜きをすることも出来ますが、塩水を使う事でうま味が増すと言えるでしょう。

また、水の量は殻の表面が水から出るくらいがちょうど良く、水を入れすぎると死んでしまうので要注意です。

砂抜きの時間は1~2時間ほどで、その後、流水でしじみの殻をこすりあわせるように洗います。

下準備がすめば、もう料理に使う事が出来ますが、調理前に冷凍保存する場合には、濡れ新聞紙を殻の上にかけて空気中に3時間ほど置いてから、ジップロックなどに入れて保存するのが良いでしょう。

しじみの簡単な定番レシピ

しじみの定番料理と言えば、「しじみの味噌汁」です。

4人分の材料は、しじみ200g、セリ8本、水カップ3、赤出し味噌大さじ2.5、本だし小さじ2です。

まず、下準備として、しじみを真水につけて暗い場所に置いておき、1~2時間ほど砂抜きをし、その間にセリを1センチほどの長さに切っておきましょう。

しじみの砂抜きがすんだら、シジミの殻をこすりあわせて水で値、鍋に水と一緒に加えて火にかけ、シジミの口が開いてきたら弱火にしてアクをとります。

この時に、アクを取りすぎない方が良いでしょう。

その後、本だしを加えてから赤みそを加えて、お椀にそそぎ、セリを散らしたら出来上がりです。

しじみの獲り方

夏になれば、しじみの潮干狩りに行くという家族も多いのではないでしょうか。

潮干狩りは子供でも簡単にできるイベントで、道具は、潮干狩り用のクマデでもいいですし、手持ちジョレンも小さなシジミを獲るのには最適です。

シジミを獲る場合には、砂の中に半円を描く形で、砂をジョレンで1センチ弱ずつ削っていきます。

この時に、1度に削る量が多すぎると、小さなシジミを見逃してしまうので、根気よく少しずつ削って行くのがポイントです。

1時間ほど潮干狩りをすれば、ザルいっぱいのしじみが獲れるので、家族の夕食のおかずには十分だと言えるでしょう。