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スナップエンドウの魅力
スナップエンドウの魅力は、皮はシャキシャキ、実は肉厚で甘く、栄養素も豊富な事だと言われています。
スナップエンドウは、エンドウ豆やサヤエンドウの仲間で、特に全体が太く肉厚なので、塩ゆでしただけでもおかずとして十分なボリュームがありますし、ほのかな甘みがある野菜なので、お子様でも食べやすいと言えるでしょう。
また、スナップエンドウには、免疫力を高めるβカロテンや、便秘解消、食べ過ぎ防止に効果がある食物繊維も多く含まれているため、少し食べるだけでも、体に良いのが大きな魅力だと言われています。
スナップエンドウの栄養と効能
スナップエンドウには、食物繊維、βカロテン、カルシウム、ビタミンC、葉酸などが豊富に含まれています。
効能としては、疲労回復、免疫力強化、便秘解消、食べ過ぎ防止、骨強化、貧血予防などがあげられ、少し食べるだけでも体に優しい食材だと言われています。
もちろん、スナップエンドウはカロリーも高くないですから、ダイエット中の方にもオススメで、スナップエンドウの塩ゆでや煮物の色合いとして添えるなど、使い道も沢山あるので、旬の時期には、色々な料理に盛り込んでみるのが良いでしょう。
スナップエンドウのカロリー
スナップエンドウには、100gあたり43カロリーが含まれています。
ただ、スナップエンドウは料理に添えたり、具材として少し加える程度ですから、中くらいのさや5本ほどでも11カロリーとカロリーが低く、ヘルシーな野菜だと言えるでしょう。
また、スナップエンドウには、満腹感を得る効果がある食物繊維が豊富に含まれているため、食べすぎの予防や便秘の効果で、ダイエットにも有効だと言われています。
さらに、スナップエンドウには、糖質や炭水化物を分解する効果もあるので、その点でも、体に優しい食材だと言えるでしょう。
おいしいスナップエンドウの見分け方
スナップエンドウを選ぶ時には、形、色、重みが重要です。
まず、スナップエンドウは、エンドウ豆の仲間なのですが、実がぷっくりとして、太いものを選ぶのが良いそうです。
ただ、あまり全体が大きすぎると、栄養が行き渡っていないこともあるので、大きすぎず小さすぎない中くらいのサイズを選ぶのが良いでしょう。
そして、スナップエンドウの色合いは、キレイな緑色をしているものを選び、灰色っぽく変色しているものは避けるのがいいそうです。
さらに、サイズは小さくても重みがあるスナップエンドウは、栄養が行き渡っている証拠なので、風味も強いと言われています。
スナップエンドウの価格の目安
スナップエンドウの価格は、国産品で1キロ2300円~4000円、輸入品で、1キロあたり1500円~1800円ほどだと言われています。
国内産の場合には、産地や無農薬栽培品などによっても価格は大きく異なり、輸入品の冷凍スナップエンドウは、価格も安くなりますが、甘みやシャキシャキ感は国内産のものに比べると劣ると言えるでしょう。
また、スーパーでは旬になると、小さなパックでスナップエンドウが販売されている事が多いのですが、価格は割高になると言われています。
スナップエンドウの名産地
スナップエンドウの産地は、鹿児島県や和歌山県などで、比較的温暖な気候の方が育ちやすいと言われています。
鹿児島県、和歌山県では、スナップエンドウだけでなく、エンドウ豆やサヤエンドウの収穫量も多いため、同じ農家で数種類のエンドウ豆を出荷している場合も多いと言えるでしょう。
また、スナップエンドウの収穫時期も、春~初夏にかけての温かい時期が主で、関東地方では、冬に種まき春に収穫、北海道や東北では、春に種まき初夏に収穫されるそうです。
シャキシャキ感とほのかな甘さが魅力のスナップエンドウは、旬の季節に味わうのが一番だと言えるでしょう。
スナップエンドウの種類について
スナップエンドウは、マメ科エンドウ属の野菜で、エンドウ豆やサヤエンドウの仲間です。
スナップエンドウは、サヤエンドウなどに比べると肉厚で、絹さやインゲンのようなシャキシャキ感が一緒に味わえるのが特徴だと言えるでしょう。
また、スジを取り除けば皮まで食べられるので、甘さが引き立つ塩ゆでや天ぷらにもオススメです。
ちなみに、スナップエンドウには、つる有りとつる無しの2種類があり、家庭菜園でスナップエンドウを栽培する場合には、つる無しの種類の方が育てやすいと言われています。
スナップエンドウの保存方法
スナップエンドウを保存する場合には、内側と外側のスジを取ってから、電子レンジ600Wで1分加熱し、水気・あら熱を取ってからジップロックなどの袋に入れて、冷凍保存するのがオススメです。
電子レンジを使わない場合には、熱湯に1分間つけておき、水気を取って冷凍庫で保存します。
袋に入れる場合には、スナップエンドウが重ならないように並べてから密閉するのがポイントで、料理に使う場合には、解凍せずに冷凍した状態から使う事で、スナップエンドウの型くずれを防げると言われています。
スナップエンドウの食べ方
スナップエンドウには、強いスジが付いているため、額の先を折って、内側の弓なりにスジを引っ張り、同じ要領で外側の弓なりにもスジを取り除きます。
もちろん、柔らかいスナップエンドウの場合には、スジがうまく取れない事もあるのですが、そこまで気にする必要はないでしょう。
ちなみに、スナップエンドウの型くずれを防ぐには、下ゆでの限度を2分にするのが良く、煮物などに使う時には、別に茹でてお皿で盛りつけるのが良いそうです。
旬のスナップエンドウのおいしさを引き出す為にも、マメな下準備が重要だと言えるでしょう。
スナップエンドウの簡単な定番レシピ
スナップエンドウの自然なおいしさを味わうなら、やはりスナップエンドウの塩ゆでがオススメです。
スナップエンドウのスジを取り除き、しっかり皮を洗ってから、沸騰したお湯に塩を加えて、2分ほど茹でてからザルに取り出し、冷水につけて粗熱をとったら出来上がりです。
ただ、スナップエンドウは、ゆですぎると色がくすんできたり、中身が飛び出してしまうだけでなく、皮のシャキシャキ感も失われてしまうので、2分を目安に取り出すのがポイントだと言えるでしょう。
塩ゆでしたスナップエンドウは、マヨネーズを添えると、おつまみやおかずとしてもおいしさが引き立つと言われています。
スナップエンドウの栽培
スナップエンドウは、秋に種まきをして、苗の大きくなった頃に越冬、収穫は春先に行うのが良いと言われています。
スナップエンドウを栽培する際には、連鎖障害を避けるため、5年以上マメ科の野菜を育てていない土を選ぶのが重要で、種まきの時期も11月ほどにして、早すぎる種まきは、冷害を受けやすくなるため避けた方が良いでしょう。
さやが十分に膨らんだらスナップエンドウの収穫目安で、皮もシャキッと固くなってくるのがポイントです。
スナップエンドウは、比較的育てやすい野菜なので、家庭菜園初心者の人でも簡単に育てられると言われています。